父の急逝で葬儀以上に大変だった相続の処理

父が急逝し、病院に駆け付けたままで実家に帰り、喪主を務めることになりました。母は健在ですが、親戚の方の助言もあり長男として勤めを果たしました。親戚付き合いは良いと思っていたのですが、親戚が一堂に集まることが近年なかった為、わからない方も多く、父が亡くなった事も重なり精神的に不安なことが多々ありました。喪主になってもっとも大変だなと思ったことは、葬儀を取り仕切ってもらう住職との話し合いで、まず戒名をどうするかを言われた際、困惑したのを覚えています。祖父の戒名を説明され位(ランク)があること、親戚が熱心な檀家であったこと等を知ることができました。葬儀そのものは、不慣れな喪主という事に気を使っていただいたようで、葬儀会社の担当者が熱心に対応していただき滞り無く行う事ができました。ただ、式の終わりにある喪主のあいさつが、ずっと頭にありました。

葬儀後にわかった事として、急逝だったためか父が亡くなる3日前に土地を転売契約していたことが判った事があります。土地の転売は、持っていた雑種地が宅地に変わるため、税金対策として転売する方針だったことが後で判りましたが、相続税の対象金額が算出できないという事がありました。今となっては、いい経験ですが、雑種地と宅地では役所が出している評価額に大きな開きがあり、相続税控除額を超えてまう可能性があり、数字には強いつもりでしたが、路線対価や土地の種類による金額の差などの専門用語が判らず、計算結果が数億円になってしまう結果になり、破産してしまうという結論になったことがあります。

結局のことろ計算ができず会計士に協力を依頼した結果、父が存命中は宅地になっていなかったことや、銀行や郵便局の貯蓄を含めても控除内に収まることが判り、安心した経験あります。ある意味葬儀よりも気を使う事が多かったことから、母にとっては不謹慎な話ではありますが、2015年に法改正で相続税の控除減額があることから、相続について話し合う機会が増えていることも事実です。母としては父の遺産を、われわれ兄弟に残したいとの意向もあるようですが、上記の相続の経験もありできるだけ遺産は残さないでほしいというのが、近ごろ感じている本音です。精神的な支えである父が亡くなった事もそうですが、今まで触れる機会が無かった税金についても同時に降りかかってくる、あまりなれるのもどうかという経験ですが、知識が付いたこと・法改正にも関心が出てきたことは、よい事と考えています。

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